苔寺として有名な京都の西芳寺は飛び込み参拝ができるのか?予約方法と見どころそして注意点などを徹底解説
「苔寺に飛び込みで参拝できるのかな?」「予約は当日でも可能?」といった疑問をお持ちではありませんか?
美しい苔庭で知られる西芳寺(苔寺)ですが、実は特別な予約方法や拝観料、そして事前に知っておくべき注意点があります。
この記事では、苔寺への飛び込みがダメな理由はもちろん、具体的な予約方法、予約の当日に関する情報、さらには拝観料やキャンセル料、そしてアクセス方法(車や電車の場合)、そして行くなら何月がおススメか、苔がきれいな時期、撮影は禁止か、所要時間まで、皆さんが知りたい情報を網羅的に解説しています。

- 苔寺の事前予約の必要性と理由がわかる
- オンラインと往復はがき、二つの予約方法が具体的にわかる
- 拝観料やキャンセル規定について詳しく把握できる
- 苔寺への最適なアクセス方法やおすすめの時期がわかる
苔寺への飛び込み参拝は可能か?
- 苔寺で飛び込みがダメな理由
- 事前予約方法を詳しく解説
- 苔寺の当日予約について
- 西芳寺の参拝冥加料について
- 苔寺の予約キャンセル料
苔寺で飛び込みがダメな理由
西芳寺、通称「苔寺」では、静謐な境内環境を保つために、飛び込みでの参拝はできません。
これは、過去に発生した観光公害を防ぎ、参拝者が落ち着いて写経や庭園拝観に集中できるようにするための措置として、1977年から少数参拝制が導入されています。
参拝は、前日までの事前申込が必須とされている点にご留意ください。多くの観光地ではゴミや排気ガス、騒音などの観光公害が問題となることがありますが、苔寺ではそうした状況を避けるための取り組みがなされています。
注意点: 境内の静謐な環境を乱す行為があった場合、参拝をお断りされることがあります。節度ある行動を心がけてください。
事前予約方法を詳しく解説
西芳寺への参拝は、以下のいずれかの方法で事前に申し込む必要があります。
オンラインでの予約方法
オンラインでの申し込みは、一般社団法人西芳会を通して行います。まず、アカウント登録が必要です。申し込み時には、参拝者の方の氏名といった個人情報が必要になります。
決済手段はクレジットカードのみとなっており、カード決済手数料は無料ですが、システム利用料として1人あたり110円(税込)が別途必要です。
オンライン予約のポイント:
- 受付期間は2ヶ月前から前日23:59までです。
- 参拝冥加料は4,000円以上が目安となります。
- お申し込み人数は2名様までとされています。
- 参拝日時点で13歳以上の方が対象です。乳幼児を含む12歳以下の方の同伴はご遠慮ください。
往復はがきでの予約方法
オンライン以外では、往復はがきでの申し込みも可能です。この方法の場合、参拝冥加料は当日受付で現金のみの支払いとなります。
往復はがき予約のポイント:
- 受付期間は2ヶ月前から1ヶ月前消印有効です。
- 参拝冥加料はオンライン同様4,000円以上が目安です。
- お申し込み人数や年齢制限はオンラインと同様です。
なお、3名以上の参拝を希望される場合は、参拝環境へ配慮いただくことをご了承の上、アカウントまたははがきを分けて申し込むこととされています。また、5名以上の団体での参拝はご遠慮いただくことになっています。
苔寺の当日予約について

前述の通り、西芳寺では当日予約は受け付けていません。参拝を希望される場合は、必ず前日までにオンラインか往復はがきで事前予約を完了させる必要があります。
飛び込みでの参拝は一切できませんので、計画的に予約を進めてください。この厳格なルールは、寺院の静けさを保つために設けられています。
西芳寺の参拝冥加料について
西芳寺の参拝冥加料は、1名あたり4,000円以上のご志納とされています。オンラインで申し込む場合は、申し込み時にクレジットカードでオンライン決済を行います。一方、往復はがきで申し込んだ場合は、参拝当日に受付にて現金で支払うことになります。システム利用料は別途必要ですので、この点も事前に確認しておくと安心です。
苔寺の予約キャンセル料

西芳寺の予約をキャンセルする場合、時期によってはキャンセル料が発生します。オンライン予約の場合、一度申し込みが完了すると、日時の変更はできません。
もし日時変更を希望する場合は、一度予約を取り消した上で、再度希望する参拝日時を選択し直すことになります。この際、所定のキャンセル料が適用されますので注意が必要です。
キャンセル料 | 適用される期間 |
---|---|
無料 | 4日前まで |
50% | 3日前〜前日 |
100% | 当日 |
また、キャンセルの日付に関わらず、システム利用料の返金はありませんので、この点も踏まえて予約を慎重に行ってください。
苔寺へのアクセスと見どころ

- 苔寺へのアクセスは車より電車が便利
- 苔寺は何月がおススメ
- 苔がきれいな時期はいつ
- 苔寺での撮影は禁止か?
- 西芳寺の所要時間はどのくらい?
- 苔寺への飛び込み参拝まとめ
苔寺へのアクセスは車より電車が便利

西芳寺へのアクセスは、公共交通機関の利用が推奨されています。特に、電車やバスを組み合わせたアクセスが便利です。
公共交通機関でのアクセス
- 京都駅から: 京都バス73系統または83系統に乗車し、「苔寺・すず虫寺」バス停で下車すると、そこから徒歩約2分で到着します。乗車時間は約1時間です。
- JR嵯峨嵐山駅から: タクシーを利用すると、約10分で西芳寺に到着できます。
- 阪急嵐山線桂駅から: 徒歩で約12分とされています。
車でのアクセスと駐車場について
西芳寺には事前予約制の駐車場がありますが、こちらは拝観者以外は利用できません。周辺にはコインパーキングがいくつか存在しますが、観光シーズンなどは混雑が予想されます。このような状況から、公共交通機関での来訪が最もスムーズであると言えるでしょう。
苔寺は何月がおススメ
苔寺を訪れるのに特におすすめなのは、6月から7月中旬の雨季です。この時期は、雨によって苔がたっぷりと水分を含み、最も鮮やかな緑色に輝きます。
息をのむような自然のディスプレイを目の当たりにすることができるでしょう。また、春から初夏にかけては、胞子をまく種類の苔が特徴的な胞子体を形成するため、「コケの」花見シーズンとも言えます。
新緑の頃も特に美しいとされており、年間を通して様々な表情の苔を楽しむことができますが、特に鮮やかさを求めるなら雨季を狙うのが良いでしょう。
苔がきれいな時期はいつ

前述の通り、6月から7月中旬の雨季が苔が最も美しく見える時期とされています。この期間は、苔が水分を吸収し、その色が一段と鮮やかになります。
雨の日や雨上がりの苔は特に美しいと言われており、深い緑の絨毯のような光景が広がります。また、春から初夏にかけても、一部の苔が胞子体を形成し、観察に適しています。
苔寺での撮影は禁止か?
西芳寺での撮影は可能です。しかし、境内の静謐な環境を保つため、フラッシュの使用や三脚の設置は禁止されています。
また、他の参拝者の迷惑にならないよう、マナーを守って撮影することが求められています。美しい苔庭を写真に収める際は、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

西芳寺の所要時間はどのくらい?
西芳寺の拝観にかかる所要時間は、写経と庭園拝観を含めて約60分から90分とされています。本堂での写経に時間をかけたり、庭園をじっくりと散策したりすることで、所要時間は変動します。
心を落ち着けて、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
西芳寺の庭園は、足利義政が東山殿(後の銀閣寺)を造る際の手本にしたとも言われています。池泉回遊式と枯山水の二段構えの庭園は、その美しさから多くの人々を魅了してきました。
苔寺への参拝まとめ
苔寺(西芳寺)への参拝をご検討の方へ、ここまでにご案内した情報をまとめてお伝えします。
- 苔寺では飛び込みでの参拝は不可
- 参拝にはオンラインまたは往復はがきでの事前予約が必要
- 予約は当日受け付けていない
- 拝観冥加料は4,000円以上が必要
- キャンセル料は予約日からの日数によって異なる
- システム利用料はキャンセルしても返金されない
- 乳幼児を含む12歳以下の方は同伴できない
- 主なアクセスは公共交通機関が便利で推奨される
- 駐車場は事前予約制で拝観者以外は利用できない
- 苔が最も美しいのは6月から7月中旬の雨季
- 春から初夏も苔の観察に適している
- 拝観所要時間は約60分から90分が目安
- 境内での撮影は可能だがフラッシュ・三脚は禁止
いかがでしたか?このサイトでは苔に関する情報を幅広く発信していきます。
日本には苔の美しい場所がたくさんあります。今後もこのような場所を紹介していこうと思います。
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