
はじめに:私が「苔」に興味を持ち始めたきっかけ
はじめまして。「私の小さな森づくり」のサイトを運営している「こけこ」です。
たくさんのサイトの中から、このサイトにお越しいただきありがとうございます。
これも何かのご縁と思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。
私は10年ほど前にカメラに興味を持ち始め、それまで機械音痴だったにも関わらず、一眼レフを使い始めました。当時は「露出」という言葉すら何のことだかさっぱりだったのですが、楽しい気持ちが勝り、気が付いたら自然の中に身を置き、様々な植物やきのこ、そして山の風景に魅了されて、それらを写真に収めていきました。
トレッキングや山の麓を散策して歩くのが楽しくなってきたのです。
そしてそのなかで出逢う「苔」たち。
最初はもふもふしててかわいいな。…くらいにしか思っていませんでした。しかし、写真を撮っていると光の差し具合でそれらの苔たちが、とてもきれいに輝いている姿を目にすることがあるのです。
特に雨上がりや朝露に濡れている状態で、そこに光が差した輝きはまさしくダイヤモンドのようです。
もちろんとてもきれいですから写真に収めていくのですが、その名前まで調べようとはしませんでした。「きっと識別するのは難しいだろう」という思い込みが先に来ていたと、今では思います。
確かに日本国内で確認されている苔の種類は、1700種類ほどあるといわれていますが、その全部を知る必要はないし、分からないなら分からないなりに楽しみながら覚えていくのもいいかなと、考えを変えてみることにしました。
そう。前から気にはなっていたけれど、やっぱり気になるからこの「苔」とやらを知ってみようと思い立ったのです。
興味を持つきっかけになった「苔」
そんな時に知ったのが、タマゴケという苔でした。

可愛いですよね、このポンポン。このポンポンが目玉おやじのような姿になり、茶褐色に変化していく様子がまた面白くて、一番に名前を覚えた苔でもあります。

これはタマゴケに付いた朝露がキラキラしてきれいだったので、撮ったものです。
本当にきれいで、何枚も撮りました。
撮影場所は福岡県の英彦山山麓。このように私の苔好きは、トレッキングや登山を通して始まりました。
子育てがひと段落し、ご自身の時間が増えたあなたへ。
私には3人の子供がいます。
みんな独立して、自分の力で食べていけるようになりました。
親の役目は一通り終わったわけですが、残りの人生をどれだけ楽しめるか、が私の今の課題です。
3人の息子を育てて今思うことは、目の回るような毎日だったけれど、今ではあのころが一番楽しかったかもしれないな、ということです。でもまだまだ人生は続きますよね。
楽しいことはまだある。そんな気持ちで私も苔の世界を知り、その奥深さに触れてみようと思います。
私のように子育てもひと段落し、またはもう少しで自分の時間も増えそうだなと思っている方たちの中で、何か新しいことを始めたいけれど、何をしようかしら?そんな風に思っている方はいませんか?
小さな苔の世界は、驚くほど手間がかからず、日々の暮らしに静かな癒やしと彩りを与えてくれます。窓辺に置いた小さな苔を眺めるだけで、心がふっと軽くなる。
そんな穏やかな時間をご一緒できたら嬉しいです。このブログが、あなたの素敵な「苔ライフ」のきっかけになれると嬉しいです。
ひとつの興味からいろんな世界が広がり、今は苔の世界で楽しんでいます。
きっとあなたも、苔から世界が広がるかもしれません。
苔の魅力を伝えたい
古代から愛されてきた存在
「苔のむすまで」と日本の国歌にも歌われている「苔」。その歴史は古く、地球上でもっとも古い植物の一つと言われています。
約4億5千万年前のデボン紀には存在していたとも。
そんな苔は散歩しているその道端に、通勤途中にある民家の塀の隅に、そう あなたの身近に静かに存在しています。
平安時代には庭に苔が施されていくようになり、その後さまざまな場所で苔が使われていきました。
苔の奥深さ
苔の成長は少しずつ少しずつ進んでいきます。私はトレッキングや里山を歩くことが好きなので古い神社や境内、いつ作られたのか分からないような石垣に出逢うことがありますが、そこにびっしりと広がる苔は、このように育つまで一体どのくらいの月日を要したのだろうと、つい足が止まり考えることがあります。
また、観覧料が必要な古い建物を訪れ、その美しい庭を拝見させていただくこともありますが、必ずそこには多様な苔が存在し、その空間に静寂さと落ち着きをもたらしてくれています。
また、苔は様々な研究対象として注目を浴びており、医療、化学、宇宙開発、気候変動などその範囲は多岐にわたります。
手軽に始められる
そんな様々な顔を持つ「苔」。現在は「苔テラリウム」というブームもあり、手軽に生活の中に苔を取り入れることが容易になりました。
「苔玉」も道の駅などで販売されているのを見たことがあります。
家の中にあるものや100均のお店などで安く手に入る道具を使って、気軽に始めることができるのも魅力ですね。
このサイトでは、苔のある生活をやってみようかなと思っている方の背中をポンと押して差し上げるようなそんな情報をお伝えしていこうと思っています。
美しい日本の苔
日本各地の苔
日本の各地には苔の美しさで有名な場所がたくさんあります。
観覧料が必要なちょっと特別な場所や、ちょっと遠いけど無料で誰でも訪れることができる場所、
意外と身近で穴場的な場所があったり。
前述したとおり、私はトレッキングや登山などを趣味としていることと、お出かけも大好きなのでいろんな所の苔をご紹介していこうと思います。
「日本の貴重な苔の森」や「苔の三大聖地」、「苔スポット」など様々な名称で苔の美しい場所が紹介されています。全国のそのような場所に訪れ、皆さんにご紹介もしていきたいですが、まずは私のできる範囲でリアルな体験をご紹介していこうと思っています。
近い将来、苔ツアーで全国を回ってみたいですね。
あなたの身近に
あまりにも身近過ぎて気が付いていないかもしれません。よく通る道、お買い物で外を歩くとき、お散歩や通勤途中など、ちょっと目線を落とせばそこにきっと苔がいるはず。
今まで気が付かなかったその苔にもちゃんと名前があるのです。
きっとあなたの知らない、驚くような生態を持っているかもしれません。苔の驚くべき生存戦略や機能、生態なども楽しく読めるよう、ご紹介していこうと思います。
さあ、出かけてみましょう
苔テラリウムをはじめとする、苔を家の中で楽しむ方法はたくさんありますが、せっかくなら外に出ていろんな苔に会いに行きませんか?
子育てが終わり、自分の時間が増えた今だからこそ、体力づくりといった大袈裟なことは言いませんが、自然の中を歩くのはとてもリフレッシュできて気持ちのいいものです。
私は登山歴が8年程になるので、標高の高い山(九州の山がほとんどですが)に登れるようになりました。ですが、基本一人で行動することが多いので、低山や簡単なトレッキングルート、森林セラピーロードなどの道を歩くことも多いのです。
このようなルートでも十分に様々な苔に会うことができます。このサイトでは、そのようなルートのご紹介もしていこうと思います。
このサイトの特徴・宣言したいこと
まずこのサイトを作り上げていくうえで、皆様にお伝えしておく事項がございます。
「私の小さな森づくり」のサイトでは、苔の魅力とその面白さを前面に表現していこうと思っております。
私が感じた苔の魅力を可能な限り表現していこうと思っております。育てていくうえで失敗もあると思いますし、またそのような体験も通して、読者の皆様に役に立つ情報を発信していこうと考えています。
そして以下の3項目をお約束します。
①情報のリサーチと正確さから得られる信頼
間違った情報は、発信しないこと。そして万が一事実とは違った情報があった場合は、速やかに訂正または削除いたします。
読者の皆様から得られる信頼は、正確な情報あってこそだと思っておりますので、そこはこだわりたいと思います。
②実体験に基づくリアルな視点
情報だけ集めることなら、この情報化社会ではそんなに難しいものではないでしょう。しかし、私が体験したこと、感じたことは私のオリジナルな情報なので、そこを読者の皆様にお伝えすることで、価値のある情報を伝えることのできると確信しております。
ただ、貴重な種類の苔に関して、生育場所等の情報は公開しない方針です。今までにも貴重な植物が盗掘にあい、次の年には姿を消していたという経験をたくさんしてきました。その花たちはその場所でないと育たないにも関わらず、このような事例が後を絶ちません。
環境保護の観点からも、このような情報は伏せることになりますが、ご容赦ください。
③分かりやすい解説を心がけます
このような植物の生態に関わる情報となると、結構な割合で専門的な用語が飛び交いがちですよね。私は専門家でもないですし、そのような学術的知識も持ち合わせておりませんが、だからこそ一般の方も理解しやすい言葉で、お伝えしていこうと思っております。
漢字ばかりの言葉が並ぶと、とたんに読みたくなくなるのは私も同じです。(笑)
読んでいて楽しくなる、次が気になる。そんな記事を心がけたいと思っています。
運営者プロフィール
一見地味に見える苔ですが、その世界は驚くほど奥深く、知れば知るほど魅了されます。
小さな体で地球の歴史を見つめ、静かに環境を支える苔のひたむきな姿に心惹かれ、このブログを開設しました。
苔の多様性、生態、育て方はもちろん、苔玉やテラリウムといった苔のある暮らしの楽しみ方まで。少し自分の時間がとれるようになった今だからこそ、始めてみませんか?さあ、一緒に苔の神秘を紐解いていきましょう。
ハンドルネーム:こけこ
拠点:九州北部
好きな苔:タマゴケ
いつか逢いたい苔:カサゴケ コウヤノマンネングサ(2025年8/3に実現!)
趣味:登山 トレッキング オルレ カメラ ドライブ グルメ(美味しいの大好き) コーヒー パン屋さん巡り 温泉